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2000-01-20
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9KB
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167 lines
「アマクリ・リバーシ ver. 0.0.3」について
動作環境:
MacOS 8以降のOSを搭載したPowerMacintosh
メモリ3.6Mb使用
このゲームは、その名の通り「リバーシ」のMac版です。コンピュータと対戦して楽しめるようになっています。
ただ、それだけではちょっとつまらないので、オプションの機能をいくつか付け加えてみました。普通のリバーシとは少し違ったゲームが楽しめますよ。
●アマクリ・リバーシの遊び方●
リバーシのルールは、説明するまでもないでしょう。相手のコマを、縦横斜めいずれかの両端を自分のコマで挟んでひっくり返していくゲームですね。
アマクリ・ソリティアを起動すると、自動的に人間が先手で新規ゲームされた状態で表示されます。あとは、マウスで次に置きたいマス目をマウスでクリックしていくだけです。
もし、どこにも置けない(相手のコマを全くとれない状態)ときには、「Pass」ボタンを押してパスをして下さい。
新しくゲームを始めたいときは、「新規ゲーム」メニューを選んで下さい。
●アマクリ・リバーシの機能●
このゲームには、いくつかのメニューが用意されています。それらについて簡単に説明しておきます。
「新規ゲーム」
新たにゲームを開始します。
「エンドゲーム」
現在プレイ中のゲームをその時点で終わりにします。
「取り消し」
いわゆる「待った」の機能です。相互に1手ずつ(つまり直前にMacが打った手とその前の自分の手)前に戻します。ただしできるのは1手のみです。2手以上前には戻せません。また、いい気になってあまり多用すると、相手から文句をいわれることもあります。
「設定」メニュー
ゲームボードの大きさとコマ配置に関する設定を行なうためのメニューです。この「設定」メニューにある機能の多くは、選ぶとゲームを途中で終了してから設定変更を行ないます。ですから、プレイ中に選ぶときは注意をして下さい。(設定の変更が終わったら、「新規ゲーム」メニューを選んで新しくゲームを始めて下さい)
このメニューには以下のようなものが用意されています。
・「ガイド表示」
プレーヤーがコマを置ける場所を表示してくれる機能です。このメニューをチェックすると、マウスポインタがあるマス目にコマを置くことができるならば、そのマス目を黄色い枠線で、また取ることのできる敵のコマ全てをシアン(水色)の枠線で表示します。
(※この機能は、ゲーム中にON/OFFしてもゲームは中断されません)
・「音声ガイド」
あなたとコンピュータの指し手を(英語の)音声で読み上げてくれます。
(※この機能は、「Speach Manager」という機能拡張ファイルがインストールされていなければ使えません。Speach Managerは、MacOS 9などに付属する「Text-To-Speach」というプログラムをインストールすると組み込まれます)
・「先手の設定」
どちらが先手で始めるかを決めます。サブメニューから、先手を選んで下さい。これは、次に「新規ゲーム」メニューを選んで新たにゲームを開始した時から有効になります。
(※この機能は、ゲーム中にON/OFFしてもゲームは中断されません)
・「8×8」「10×10」「12×12」
ゲームボードの大きさを変更します。通常、リバーシのゲームボードは8×8が標準サイズですが、それより大きなゲームボードで遊ぶことができます。
・「オプション追加1」「オプション追加2」
通常、リバーシは中央に2つずつのコマをおいた状態でゲーム開始します。これらのメニューは、それ以外にいくつかのコマを配置した状態でゲーム開始します。「オプション追加1」は10×10以上、「オプション追加2」は12×12以上でないと使えないようになっています。
・「オプション固定」
これは、「オプション追加1」「オプション追加2」で追加したコマを変更できなくする機能です。これをチェックすると、オプション追加されたコマに白い枠線が表示されます。これら固定されたオプションのコマは、両側を挟んでも変更できなくなります。
ただし、変更できないだけで、後は通常のコマと同じようにそれぞれのプレーヤーのコマの1つとしてカウントされます。また、複数のコマを挟んだ時、その中にオプション・コマが含まれていても、オプション・コマ以外は全てちゃんと変更されます。
(※ただし、オプション・コマ1つだけを挟むことはできません。変更できないのですから当たり前ですね)
・「オプション削除」
これは、ゲームの中盤でランダムにお互いのコマを取り除いてしまうオプションです。全体の3分の2のマス目が埋まったところで、自動的にコマが消えます。消えるコマの数は、お互いのコマ数の比率によって変化します。つまり、大きく勝っているほど、多くの数のコマが消えるわけです。
「コマ」メニュー
これは、コマのグラフィックを変更するためのメニューです。ここから使いたいものを選ぶと、ペグのグラフィックが変更されます。
これらのコマのグラフィックデータは、「Data Folder」フォルダの中に入っています。コマデータを作成してこのフォルダに入れてやれば、オリジナルのコマで遊ぶことができます。
※「Data Folder」フォルダがアプリケーションと同じ場所にない場合は、デフォルトのコマしか表示されませんので注意して下さい。
●「思考」メニューと人格移植型思考回路「MAGI」について●
このプログラムでは、人格移植型思考回路「MAGI(Marude Anata-to Game-shiterumitaina Interface)」を搭載しています(笑)。「思考」メニューから人格(?)を選ぶことで、その人格の思考に切り替えることができます。
用意されている人格は4つあり、「思考」メニューから切り替えできます。各人格の特徴をまとめると以下のようになるでしょう。
「コギャル」——難しいことはキライ。いっぱい取れそうなところに打ちますが、しょっちゅう打ち間違えます。また、相手の気持ちや自分の将来など何一つ考えず、今しか見ていません。
「ゲイツ」——物欲の権化。利にさとく、常にもっともたくさん搾取できる道を探しています。ただし、自分が取ったものの重要性など全く理解できず、将来への具体的な展望も持っていません。
「外資系OL」——多く取れるところを探すだけでなく、端の列や角の重要性など、基本的な常識はきちんと認識しています。相手がどう打つかも一応考えますが、割と独善的に判断しています。
「ジョブス」——冷徹な経営者。もっとも有利なところを探すだけでなく、相手の有利な道を奪うことを生き甲斐にしています。ただし、策士策に溺れることもあり、そうなると意外にもろい面もあります。
基本的に、「コギャル」が一番弱く、「ジョブス」が最強ではありますが、考え方が違うので必ずしも一番強いものが常に勝つわけではありません。深く考えずにプレイする人は意外にあっさりジョブス君に勝つこともありますし、深読みしながらプレイする人はコギャルに苦戦することもあるでしょう。自分にあった対戦相手を見つけてプレイされるとよいでしょう。
この「思考」メニューはゲーム中で変更すると、途中でゲームを中断し、その人格に切り替えて、新規にゲームを開始します。人格を変更すると、ゲームの思考パターンが変わるだけでなく、さまざまなところで選んだ人格が顔を出すことでしょう。
各人格の思考にかかる時間は、どれもそれほど大きく違いはありませんが、「ジョブス」君だけ少し時間がかかります。盤面のサイズを大きくすると、ちょっとジョブス君との対戦はイライラするかも知れません…。
(※いうまでもありませんが、これらの人格は全て作者の想像の産物です。世の中広いですから、ひょっとしたら同じ名前の人間が世間にいるかも知れませんが、それは全くの無関係です、念のため)
●メモリ割り当てについて●
このゲームは、初期状態で3.6MBを割り当てるようにされています。通常はこれで十分ですが、大きなグラフィックをコマに設定したりすると、メモリが不足する場合があります。もし、こうしたオリジナルのデータを使おうとしてアプリケーションが終了してしまったような場合は、Finderからメモリ割り当てを増やして再度実行してみて下さい。
●音声ガイド機能について●
「音声ガイド」メニューは、「機能拡張」フォルダにSpeach Managerがインストールされている場合のみ選べるようになります。ただしシステム不良などにより、Speach Managerはあるのに、何らかの障害によってその機能がシステムに組み込まれず正常に機能しないような場合があるかも知れません。このような場合、「音声ガイド」メニューをONにしてプレイするとアプリケーションが異常終了することがあります。
このようなときは、再起動してから「音声ガイド」をOFFにしてプレイ下さい。
●コマのデータについて●
このゲームでは、コマのグラフィックデータを「Data Folder」というフォルダにまとめ、そこから読み込んでいます。ですから、コマのグラフィックデータを自分で作って追加することで、コマの種類を更に増やすことができます。
コマのグラフィックデータは、1つのコマのグラフィックを横に並べた形になっています。このゲームでは、グラフィックデータを読み込んだ際、それを中央から2分割し、左側と右側で各コマの表示を作成します。
また、ゲームボードの色は、グラフィックデータの左上地点の色を調べ、その色で表示されるようになっています。ですから、コマの周囲の余白をボードに設定したい色で塗りつぶしておくとよいでしょう。
※御意見御感想、バグレポートなどありましたら、以下に御連絡ください。
制作・掌田津耶乃
メールアドレス:tuya@netjoy.ne.jp
ホームページ:http://www.netjoy.ne.jp/~tuya/
P.S.
※このソフトウェアは「アマクリ・ウェア(Amacre-ware)」です。
「アマクリ・ウェア」は、ユーザーグループ「アマクリ(アマチュア・クリエータの集い)」のメンバーによって作成された、自由配付可能な著作物の総称です。この作品を楽しんでいただけたなら、アマクリのホームページへアクセス下さい。そして、その活動に興味をもたれたなら是非ともアマクリに参加下さい。
アマクリ・ホームページ: http://amacre.site.ne.jp/
●著作権と配付について●
このプログラムに関する著作権は制作者・掌田津耶乃に帰属します。このプログラムの配付については、自由にコピーしていただいてかまいません。ただし、その際にはアプリケーション本体、このRead me、その他デフォルトで付属していたファイル類を全てまとめて配付するようお願いします。
※開発ソフト「REALbasic」について
このアプリケーションは、REALbasic日本語版で開発されました。このソフトのおかげで、本格的プログラミング経験に乏しい私でも、短期間にこのようなゲームを作ることができました。REALbasic開発者のAnsrew Barry氏に深く感謝します。
※バージョン履歴
・ver. 0.0.1(2000.1)
公開する最初のバージョン。
・ver. 0.0.2(2000.1)
人格移植型思考回路「MAGI」(笑)を搭載。「思考」メニューおよび人格関係の機能追加。
各種設定を初期設定ファイルとして保存するようにした。
先手後手でコマがチェンジするようにした。
ガイド機能および音声ガイドの追加。
・ver. 0.0.3(2000.1)
諸般の事情により、デフォルトのコマとRead meテキストの一部を修正。
プログラム的な変更は一切なし。